中国シフト

  • 2008/03/26(水) 17:27:31

中国シフト中国シフト
(2002/06/29)
大前 研一
商品詳細を見る

中国事情に関する2002年7月発行の本。少し情報は古いがそれでもなお、
中国という国の概念を得るのに役立つ情報が満載であった。

〜〜〜 気付き 〜〜〜

・2010年までに中国と日本の間は完全にシームレスになる、
中国は日本の「国内市場」になるだろう

・ユニクロは労働賃金が20分の1の中国で大量生産して自分の直営店で売る
という新しいビジネスモデルを構築した

・「コストダウン」一本槍では価格破壊競争を勝ち抜けない。
大事なのは販売価格ではなく製造原価である。
また、マクドナルドの平日半額バーガー、韓国3泊4日4万円のツアーなどに
見られるように、金を受ける定置網を用意しておく必要がある。

・最適生産地と最適マーケットを最短距離で結ぶ。いま日米欧の真っ当な経営者で
この思想を共有していない人はほとんどいないと思う。

・中国の人件費が高騰して日本のような状況になる時代はしばらくこない

・中国人はどこまでもハングリーだ。上昇志向や欲望に際限がないので
豊かになっても勤勉に働く

・いまや学生たちは卒業すると同時にこぞって卒業する

・大連では日本語ができると給料が3割くらい高くなるため、
みんな日系企業への就職を目指し、先を競って日本語を勉強している
月給は、日本語のできる大卒者が約2万円、管理者クラスが約3円

・中国のコスト競争力を自社のコスト競争力に結び付けてサバイバルを図るべき。

間接業務を標準化できていないため海外に外注することができない。
そのため、労働分配率が上がり、競争力を失ってしまう。

アメリカのように分業が進んでいれば上の人はもっと創造型の仕事をやり、
下の人はもっと処理型の仕事をやるという、仕事の仕分けができる。


※労働分配率とは、付加価値に対しての人件費の割合を示す指標であり、
会社が新たに生み出した価値のうちどれだけ人件費に分配されたかを示す指標

金近

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する